雪が降りしきる和倉温泉に年明け早々、「食・珪藻土部会」の会議が行われた。 テーマは「和倉温泉 新能登食冬の陣」の来場者アンケートを通じて、旅館における新しい共通料理メニューをつくりだすこと。 また、全国一の埋蔵量を誇り、健康素材で着目される「能登珪藻土」を、料理演出に使えないかの模索である。
メンバーの顔ぶれは「旅館調理師・旅館主・女将の会」をはじめ、 「JA」「珪藻土加工メーカー」「食生活改善委員会」「七尾市」など多彩である。 和倉温泉始まって以来の大規模の試作・試食会。まさに和倉温泉の名物料理創作への模索と挑戦であった。

「和倉温泉 新・能登食冬の陣」の試作・試食会では25種類、各500食分を用意する予定であったが、旅館調理師達にとってははじめての試みであったため、当日に先立って事前試作・試食会を開催し、参加者の感触を探ることとなった。
事前試作・試食会には旅館主、女将の会、地元町会、商店連盟など30名が参加。 試作品メニュー14品・各30食はあっという間に完食となった。本番への手ごたえをしっかりと得ることが出来た。


前日から雪が降り続いており、参加者が減るかとの不安もあったが、開場と同時に会場内は来場者で溢れかえる事となった。 一安心すると同時に、和倉温泉に対する食の注目度の高さをあらためて感じたところである。
和倉温泉といえば海の幸。
人気の高い「蟹」「鰤」をはじめとした冬の旬である魚はもちろん、「中島菜」「沢野ごぼう」などの冬の能登野菜を中心とした食材を活用。
旅館調理師たちが趣向を凝らした25品500食の料理に来場者は舌鼓を打ち、閉場時間を待たずしてすべて完食、来場者数は約700名にも上り、多くのアンケートもいただける結果となった。
試作・試食会出品メニュー(PDF)
~能登には本物の食材が沢山ある。この本物の「ごちそう」を和倉はもっと皆様に伝えたい~ 旅館調理師たちは今回の取り組み終了後、口々にそんな事を語っていた。 和倉の温泉と食を通じて心もおなかも一杯になっていただく。 そんな和倉をこれからも目指していきたいと思う。